戸田市議会 2019-12-05 令和 元年12月定例会-12月05日-06号
ピロリ菌検査とペプシノゲン検査の両方を実施するいわゆるABC検査においては、エックス線検査と比較し費用は安く、侵襲性は低く、胃がん発見率は高く、受診率は上がるという結果になりました。この結果を素直に解釈すれば、ABC検査はエックス線検査よりもあらゆる面ですぐれているということになります。実施を検討してはいかがでしょうか。
ピロリ菌検査とペプシノゲン検査の両方を実施するいわゆるABC検査においては、エックス線検査と比較し費用は安く、侵襲性は低く、胃がん発見率は高く、受診率は上がるという結果になりました。この結果を素直に解釈すれば、ABC検査はエックス線検査よりもあらゆる面ですぐれているということになります。実施を検討してはいかがでしょうか。
先行して実施している神奈川県の横須賀市や三浦市では、早期の胃がん発見率が高くなっていると報告されています。また、今年度からは小田原市でも始まりました。高崎市では、2006年に1万7,000人を対象に血液検査を実施し、44人の早期の胃がん発見につなげました。大阪府の茨木市、千葉県市川市、静岡県藤枝市、兵庫県明石市などを初め、全国的に胃がんリスク検診の取り組みが進んでいます。
現在行われているエックス線撮影による胃がん検診は、わずらわしさと苦痛を伴い、胃がん発見率も低く、受診率も向上しないとした上で、検診受診率の向上を図るためには、体に負担が少なく、より正確で治療効果が期待されるピロリ菌ABCリスク検査の導入が有効ではないかと質問しました。
また、ABC検診を推奨しておりますNPO法人日本胃がん予知・診断・治療研究機構のコーホート研究によりますと、リスクのないグループの966人からは胃がんの発生はなく、リスクの高いグループになるに従いまして、胃がん発見率は1.4%から4.17%と高い率であると報告がされております。 続きまして、3点目の子宮頸がん検診にHPV検査の導入についてでございます。
国の胃がん検診、これは0.15%、肺がんは0.05%、埼玉県の胃がん発見率は0.16%、肺がんは0.03%でございました。大腸がんは国が0.16%、県が0.17%に比べ、市は0.34%と約2倍の高い発見率となっております。それから、乳がんにつきましては、国が0.15%、県が0.14%、市は0.20%と約1.4倍でございます。
大きな利点というのは、何といっても手軽に受けられ、レントゲンのように食事制限もなく、わずかな血液をとるだけで診断ができることや、胃がん発見率が高く、特にがん検診の目的である早期がん発見率が高いことが挙げられます。逆な見方をすれば、この方法の一番の欠点である大きくなった進行がんの発見は不得意といえます。
この手法をいち早く導入した足立区では、胃がん発見率は0.14%で、レントゲン法の0.09%より高くなっています。ぜひ、本市でもこの手法を導入して、選択制にしてみてはどうでしょうか。 次に、基本健診にC型肝炎検査を導入できないか伺います。 厚生労働省は、来年度予算の概算要求に、C型肝炎のウイルス検査を地域健診で受けられるようにするための関係費用として49億円を盛り込んでいます。
このようなことを踏まえ、胃がん検診精度及び早期胃がん発見率の向上のためには、ペプシノゲン法とX線検査との併用が望ましいともいわれておりますので、今後、実際に胃がん検診にペプシノゲン法を取り入れている自治体等の情報収集をしてまいりたいと考えております。 次に、検診撮影用X線テレビの購入代金についてでございますが、今年度当初予算で御議決をいただきました金額は 2,400万円でございます。